大怪獣バトル〜感想



とても楽しめました。
本命はライダーの方だったんですが、観終わってみると完全にこちらの方が良い作品。
これが映画ってやつなんだなと改めて思いました。
懐かしの怪獣や星人、古い設定や小ネタが盛り沢山で、知っている人ならニヤリとさせられるシーンが多数。
勿論本来のターゲット層はお子さんなので、しっかりそれに配慮した分かり易く簡潔なストーリー。
娯楽作品って素晴らしい。

この映画、俗にいうドラマパートが兎に角短い。冒頭から戦闘開始で、派手に暴れてくれます。
その後もベリアルが復活、光の国で戦闘が始まるわけですが、瞬きなんてしていられませんよ。
会えたよグレート兄さん!
個人的な趣味でグレート兄さんだけピックアップしましたが、
ベリアルが市街地(?)に来た時に戦いを挑む戦士達…もう惜しみなくアレソレが大活躍!
当然勝っちゃうとお話が進まないのでやられキャラなんですが、そもそも登場できた事自体が奇跡なんでいいのです。
カメラアングルが結構グリグリ動くので、探す作業にも熱が入ります。
絶対に関わらないはずだった彼らが、正に夢の共演。
そして駆けつけるゾフィー、マン、セブン。
ゾフィー兄さんが弱体化していた気がしますが、それほどに敵が強大であるという事で。あのゾフィーが! みたいな。
続いて登場するエース、80、ジャック。
彼らもベリアルを止める事はできず、最後に父、母。遅れてタロウ。
ここまで戦闘に次ぐ戦闘の構成で、そりゃワクワクするなというのが無理な話です。お子さんが退屈するわけがない。

少し飛ばしますが、場面を移し怪獣墓場。
ベリアルが手下にするべく100体の怪獣を復活させます。
バルタン星人ヒッポリト星人メトロン星人メフィラス星人…怪獣墓場から強敵が復活です。
気にしてはならない。つっこんではならない。

まぁそんな感じでお話は進んで行くんですが上記にもあるように
ニヤリポイントあり、つっこみどころありで観ていて退屈しません。
プレッシャー星人もしっかり確認しましたとも。

とんがってる若者風なゼロの性格も好感が持てて好きです。レオとの修行、いいですね。
心の成長は是非にお子さん達に理解してもらいたい。

「セブンが、俺のオヤジ!?」発言には素直に気付けよと思ってしまいましたが、これもきっとつっこんだら負けなのです。
カッコイイから無問題。


実は今回、このウルトラの方を先に観てしまいました。
鑑賞後はそれはもう満足していたのですが、この後にライダーかと思うと少しばかりの後悔が。
何せ「満足→がっかり」の流れですよ。
正直これが逆だったら後味も違っただろう事は明白です。
そしてライダーさんはいらない期待にはしっかり応えてくれて、案の定がっかりでした。

ウルトラはすごく面白かったよ!

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